多彩な音楽スタイルで自由自在に演奏を披露することで世界的知名度を誇る、一流のヴァイオリン奏者オマー・プエンテはまさに真の名人と呼ばれる存在である。オマーは出身国のキューバで熟練した演奏家としての地位を確立した後、1997年にイギリスへと向かいその後はヨーロッパ、中東、極東、北米やアフリカに活動の幅を広げている。伝統的なキューバ音楽、クラシックやジャズと密接なつながりを保ち続けた彼の最新アルバム「ベスト・フット・フォワード」(2016年)では豊かなエネルギー、多彩さ、創造的なアレンジと独自性が表現されている。彼は自身の音楽キャリアを通じて、ティト・プエンテ、ジョン・ウィリアムズ、ナイジェル・ケネディ、ウィントン・マルサリスをはじめとする全く異なるジャンルのアーティストとの共演を果たしている。
オマーが獲得した主な賞として、 2018年ルーカス賞(クラシック、ジャズ、フォークアクト部門)、ソングラインズ誌「アルバム・オブ・ザイヤー」トップ10入りおよび2017年第21回国際キューバディスコフェア最優秀ジャズソリストへのノミネートが挙げられる。
オマーが演奏に用いるヴァイオリンには1862年製 Buthod & Grandiniやヴァイオリン製作家アンドリュー・スクリムショーが手がけた6弦ヴァイオリンなどがある。彼はKUN OriginalとKUN Collapsibleを愛用している。