
ミュージックファンド
ミュージックファンドは、発展途上国や紛争地域にある音楽学校と提携して活動しています。
ミュージックファンド(MF)は楽器を収集、修理し、パートナーへ配布しています。MFはまた、南半球の発展途上国やヨーロッパにある提携先の音楽学校で実施される、楽器の調律、修理、管理をテーマとした良質のワークショップ、研修、訓練プログラムを企画しています。さらに、提携先の一部学校では同団体主催の修理ワークショップが設けられました。

システマ・トロント
システマ・トロントは社会に変革をもたらすことを目指しながら、社会的弱者のコミュニティの子供達に音楽と教育の機会を提供します。危機的な状況にある子供達が良き市民として、さらに将来のリーダーとして貧困を克服し、成長を重ねながら成功を掴むことができるよう、強固なコミュニティを構築しています。
システマ・トロントは何よりもまず、社会開発プログラムであり、アンサンブルをベースとする音楽教育を通じて危機的状況にある子供達の生活に変化をもたらすために構築されました。2011年に始動し、トロント市内の子供の貧困率が最も高い地域に設立された3つのセンターで生徒達を指導しています。すべての生徒に対し、プログラム実施日に楽器と軽食が与えられ、さらに低収入の家族には無料で専門家による音楽指導を提供しています。

OrKidstra
Orkidstraとは、十分なサービスが受けられない地域で育つ子ども達に、音楽というユニバーサルな言語を通じて、チームワーク、約束、敬意、何かを達成する満足感といった人生で必要なスキルを教えることで彼らの能力を向上させる社会開発プログラムです。活動の手法としては、低収入の世帯の子どもに無料で楽器や音楽のレッスンを提供し、一緒に音楽を演奏したり歌ったりすることで、これらのスキルを発達させる機会を創出しています。
音楽が持つ変化の力を強く信じながら、OrKidstraは2007年に27人の子ども達と幕を開けました。今日、その数は600人を超え、5歳から18歳の、42もの言語・文化的背景をもつ子ども達が参加しています。 全ての子ども達と若者が音楽を通じて、自分たちの意見を見つけ、自分のポテンシャルを構築する機会を持つ未来を、私たちは目指しています。

ヌークレオ・プロジェクト
2013年に設立されたヌークレオ・プロジェクトは、ノースケンジントンの子供や青少年にアンサンブルをベースとした音楽にふれあう機会を提供しています。ベネズエラで1975年に始動した、世界規模で展開するエル・システマ運動の一端を担っています。
ヌークレオは青少年の音楽家がローカル地域のために構築する、コミュニティの中心に位置する音楽活動のための地域センターです。ヌークリオ・プロジェクトは参加を希望する全ての子供に門戸を開いています。全ての生徒が無料で参加することができます。
生徒は厳格な集中プログラムに熱心に取り組みます(7歳以上の子供は週4回以上のレッスンに参加)。この集中プログラムを通じて生徒は短期間で腕を磨き、高い目標を達成しながら、コミュニティにも強固な絆が築かれます。若き音楽家の日常生活に真の変化をもたらす事を目指しています。

メーカーズ・フォーラム
メーカーズ・フォーラムは洗練された楽器や弓を手掛ける、現代のヴァイオリンと弓の製作家の支援を主なミッションとして掲げる非営利組織です。
当組織は楽器製作者、一般の人々と音楽家の間につながりをもたらしながら、現代の楽器・弓製作者の作品販売を支援します。さらに、この職業は音楽家の存在なしには成立しないことから、メーカーズ・フォーラムは各種学校における音楽の存在感を高め、将来の世代のプロの音楽家を支援するという社会的な役割も担っています。

YONA – システマ
北アルバータユースオーケストラ – システマ(YONA – システマ)は、エドモントン交響楽団が提供するプログラムです。ベネズエラのエル・システマプロジェクトをモデルとするYONAは、音楽を通じた社会変革を目指し、共感、調和、互いを思いやる気持ちの大切さについて教えています。
週5日、75人の生徒が資格を持つ教師が先導する楽器のグループレッスンを無料で受けます。家族の負担はゼロで、レッスンの後はバスで家まで安全に送ってもらえます。
毎年、新たな生徒のグループが「YONAエクスプローラー」プログラムに参加します。これはプログラム、に完全に入会する前にYONAの哲学について紹介するものです。
YONAは、栄養、自由活動、学習支援、対人関係のスキルサポート、表現芸術教育に加え「クリティカル」な放課後の時間に実施される日々の音楽教育を通じて、全ての生徒に対し総合的なケアを提供する点において、放課後プログラムとしても音楽プログラムとしても、唯一無二の存在です。

エルサレム住民青年文化フォーラム
エルサレム住民青年文化フォーラム(JYCF)は、教育を受けたエルサレム住民の若者が立ち上げた、パレスチナ文化の保護と賞賛を目的とする団体です。
JYCFは、野心的で広範に及ぶ、少年少女を対象としたアートプログラムやアクティビティを通じて、東エルサレムに住む若者のパレスチナ人が直面する複雑な課題に対応しています。これは若いエルサレム住民にとっては、自国民の文化的伝統について学び、関与する機会となっています。イノベーションを促進し、参加者の才能や芸術的なスキルを向上させながら、喜びに満ちたコラボレーションを目指して参加者自身のキャパシティを高めます。さらに同団体は、一般向けセミナー、講義、コンサートや芸術・教育ワークショップも広く開催しています。